冷徹弁護士、パパになる~別れたはずが、極上愛で娶られました~
生物学上は父親でも、立派に父親らしいことができているかと言われたら、まだまだだと思う。
三年も、芽衣にひとりで子育てさせてしまっていたのだから当然だ。芽衣にも成優にも、これから一生をかけて、その埋め合わせをするつもりだ。
リビングに移動した俺たちは、さっそくパーティーを始めた。六人で楽しく食事をした後、ケーキをテーブルの中央に置き、成優がろうそくを消す。落としていた部屋の照明を点けると同時に、プレゼントを渡した。
俺と芽衣からは、今成優がハマっているアニメ『魔法少女オトメ』の魔法ステッキ、叶未さんたちからはピンク色を基調としたドレッサーのおもちゃだ。
成優はどちらもとても喜んでくれたが、一番喜んだのは、瑛太くんからの手作りネックレスだった。
大きめのビーズをテグスに通して作られたそれは、ビーズの配置やデザインこそ大和さんが手伝ったらしいが、実際に作ったのは瑛太くんひとりだそう。
作っている途中、時々ビーズがテグスから抜け、瑛太くんが癇癪を起こすこともあったそうだが、それでも最後までひとりでやり遂げたのだと聞き感心した。
成優より言動はやや幼い印象だが、男らしく立派な根性があるようだ。