冷徹弁護士、パパになる~別れたはずが、極上愛で娶られました~

 プレゼント交換の後には、部屋のどこかにお菓子を隠す〝宝探しゲーム〟をしたが、それも成優より瑛太くんの方が最後まで本気で探していた。

 男の子も、なかなかかわいいな。ふたり目、か……。

「なぁ芽衣」
「はい」

 叶未さんたちが帰り、成優も寝かしつけた後、キッチンで食器を洗っていた芽衣に、俺は背後からぴたりと身を寄せた。

 そのまま耳に軽くチュッと口づけると、芽衣が首だけ俺の方を振り返って「甘えたくなったんですか?」と微笑む。

「ああ。今日は成優の誕生日でもあるが、俺たちの結婚記念日でもあるだろう? 甘えたいし、甘えさせたい。瑛太くんを見ていたら、ふたり目も欲しくなったし」

 芽衣の肩をギュッと抱きながらそう告げると、彼女は少し黙ってから体を反転させ、正面から俺に抱きついて言った。

「至さんがそう思ってくれるのはうれしいですし、私も成優に兄弟がいたらなって思うことはあります。だけど……もう少し、待ってくれませんか?」

 芽衣の大きな瞳が、切なそうに潤んで俺を見上げる。彼女の中には、ふたり目を授かることにためらいがあるようだ。

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