冷徹弁護士、パパになる~別れたはずが、極上愛で娶られました~
姉妹でクスクス笑いながら廊下を進み、リビングダイニングに入る。
室内にはバルーンやガーランドで誕生パーティー用の装飾が施され、テーブルの上には瑛太の大好物であるミートボールやポテト、ポテトサラダ、ナポリタン、フルーツポンチなど、叶未お手製のご馳走が並んでいる。
ソファで子どもふたりの話し相手になっている大和さんは、今日もニコニコと優しげな表情。
経済力があるのは言わずもがな、イケメンで長身、妻も子も溺愛する優しい彼は、絵に描いたような理想の旦那様だ。
今日のように時々叶未の家にお邪魔すると、和やかな雰囲気の妹家族に癒されるとともに、ほんの少し胸がチクッとする。成優も、本当はこんな環境で育ててあげたかったなって。
日々、できるだけ成優には不自由をさせないよう心掛けているつもりだが、母親ひとりでできることには限界がある。
私が家事をしていればその間成優はひとり遊びをしなければならないし、『ねえママ』と呼びかけられても、『ちょっと待っててね』と返すことが多い。
最近では成優の方が空気を読んで、私が家事を終えたタイミングで話しかけてくることも増えた。成長の証といえばそうかもしれないが、聞き分けがよすぎて心配になる。