冷徹弁護士、パパになる~別れたはずが、極上愛で娶られました~
彼の家は母子家庭で、母親はネグレクト気味。
離れて暮らす父親が経済的援助は欠かしていないそうなので学費などに困っている様子はないが、いつも誰かに構ってほしそうな言動をするので、愛情に飢えている様子が窺える。
「行きたくないって、どうして? お母さんに反対されてるとか?」
「まさか。どうせ俺がいないのをいいことに男連れ込むんだ。逆にせいせいするんじゃねーの?」
崎本くんはなんでもないように言うが、彼の心労を思うと胸が痛い。
聞けば、彼の父親と母親は不倫関係にあり、父親は別に家庭があった。母親は、いつかは自分のところに来てくれると信じていたが、崎本くんの妊娠を知らせても父親の態度は変わらず、妻とも離婚しないと言う。
それでも実際に子どもが生まれれば……。崎本くんの母親は最後の望みをかけたが、結局父親は振り向いてくれなかった。
何度か壮絶な修羅場があったのち、父親が属していた家庭の方も崩壊したそうだ。