記憶喪失の妻は一途な夫(外科医)に溺愛される
「つわりで大変そうだったから、俺が桐乃の身の回りの事、一通りできるようになったんだ。髪とか、化粧とか。」
「お化粧も・・・?」
「そう」
鏡越しに見える彼の顔は嬉しそうに微笑んでいる。
「もしかして着替えとか・・・」
「着替えも、入浴も、なんだってやってた。」
急に恥ずかしさが再来して思わずうつむく私。
思えば子供だっているってことは・・・そう言うことだ。
「お腹、少し目立ってきたかな。」
紫苑が恥ずかしがる私に話題を変えようとしてくれている。
「・・・うん・・・」
この一週間安静状態が続いていたからか、私も自覚していた。
「終わり。次はメイクだな。」
紫苑はヘアアイロンを片付けて、今度は私のと思われるメイクポーチを用意した。
「お化粧も・・・?」
「そう」
鏡越しに見える彼の顔は嬉しそうに微笑んでいる。
「もしかして着替えとか・・・」
「着替えも、入浴も、なんだってやってた。」
急に恥ずかしさが再来して思わずうつむく私。
思えば子供だっているってことは・・・そう言うことだ。
「お腹、少し目立ってきたかな。」
紫苑が恥ずかしがる私に話題を変えようとしてくれている。
「・・・うん・・・」
この一週間安静状態が続いていたからか、私も自覚していた。
「終わり。次はメイクだな。」
紫苑はヘアアイロンを片付けて、今度は私のと思われるメイクポーチを用意した。