政略結婚かと思ったら溺愛婚でした。
浅緋は片倉の顔が好きだ。
整っていて、綺麗。眼鏡をかけている時は理知的な聡明な雰囲気が、こうして眼鏡を外している時は、意外なほどの精悍さと端正さが際立つ。
ふっ、と微笑んだときの目尻が下がる様子も口元がきゅっと上がるのも好きなのだ。
──眼鏡をしていないときの慎也さんの表情はいつも、とても、自然なのだわ。
その顔が近づいてきて、浅緋は目を伏せる。
ふわりと重なる唇。
何度もノックするように触れるその感触は、ここ最近のキスで浅緋にも、片倉とするキスは好きなんだということが分かっている。
角度を変えて何度も触れるそのキスが気持ちいい。
するっと、唇を舐められて、浅緋は緩く口許を開けた。
浅緋の口の中に片倉の舌が入ってくる。
ちゅ……とか、時折くちゅっと音がして、無音の寝室にその音が響くのが恥ずかしい。
それでも強引にはいつもされない。浅緋が慣れるまで、舌先を少しだけ絡めたり舐められたりするだけ。
それだけのことでも、浅緋は最近膝をきゅっと合わせたくなる心地になるのだ。
頭も足元もふわふわしてくる。
「浅緋、キス上手になったね」
「本当?」
整っていて、綺麗。眼鏡をかけている時は理知的な聡明な雰囲気が、こうして眼鏡を外している時は、意外なほどの精悍さと端正さが際立つ。
ふっ、と微笑んだときの目尻が下がる様子も口元がきゅっと上がるのも好きなのだ。
──眼鏡をしていないときの慎也さんの表情はいつも、とても、自然なのだわ。
その顔が近づいてきて、浅緋は目を伏せる。
ふわりと重なる唇。
何度もノックするように触れるその感触は、ここ最近のキスで浅緋にも、片倉とするキスは好きなんだということが分かっている。
角度を変えて何度も触れるそのキスが気持ちいい。
するっと、唇を舐められて、浅緋は緩く口許を開けた。
浅緋の口の中に片倉の舌が入ってくる。
ちゅ……とか、時折くちゅっと音がして、無音の寝室にその音が響くのが恥ずかしい。
それでも強引にはいつもされない。浅緋が慣れるまで、舌先を少しだけ絡めたり舐められたりするだけ。
それだけのことでも、浅緋は最近膝をきゅっと合わせたくなる心地になるのだ。
頭も足元もふわふわしてくる。
「浅緋、キス上手になったね」
「本当?」