政略結婚かと思ったら溺愛婚でした。
浅緋に少しでも認知してほしいと思った。
その後、園村とビジネスの件で話をしていた、と言うと母娘は仕事の件は分からない、と言う。
だろうな……とは思った。
それこそが園村が自分がいなくなった後に気にしていたことだから。
だからこそ、それを手紙で残そうと考えた園村の考えはやはり正しかったのだ。
園村の奥さんが手紙に目を通している間、片倉はそれを見守った。
筆跡の一つ一つを慈しむように、確認するように目で追っていることが分かった。
だからこそ、読み終わった後に奥さんが涙ぐんでいたことも分かる。
「片倉さんはこの内容についてご存知なのね」
顔を上げ、そう片倉に確認した時には何かすでに決心しているように見えた。
「はい。園村社長は僕の目の前でそれをお書きになったので。入院されたと聞いて、お見舞いに伺った時でした。君、書くものはあるか、と言われてメモ代わりに持っていたレポート用紙をお渡ししました」
あの時のことを思い出し、状況が伝わるように、極力ゆっくりと片倉は話した。
その後は奥さんは、意外なほどに淡々と今後の事を片倉に伝えたところはさすがにあの園村の奥さんなのだと感じた。
その後、園村とビジネスの件で話をしていた、と言うと母娘は仕事の件は分からない、と言う。
だろうな……とは思った。
それこそが園村が自分がいなくなった後に気にしていたことだから。
だからこそ、それを手紙で残そうと考えた園村の考えはやはり正しかったのだ。
園村の奥さんが手紙に目を通している間、片倉はそれを見守った。
筆跡の一つ一つを慈しむように、確認するように目で追っていることが分かった。
だからこそ、読み終わった後に奥さんが涙ぐんでいたことも分かる。
「片倉さんはこの内容についてご存知なのね」
顔を上げ、そう片倉に確認した時には何かすでに決心しているように見えた。
「はい。園村社長は僕の目の前でそれをお書きになったので。入院されたと聞いて、お見舞いに伺った時でした。君、書くものはあるか、と言われてメモ代わりに持っていたレポート用紙をお渡ししました」
あの時のことを思い出し、状況が伝わるように、極力ゆっくりと片倉は話した。
その後は奥さんは、意外なほどに淡々と今後の事を片倉に伝えたところはさすがにあの園村の奥さんなのだと感じた。