Xmas Gift ~聖なる夜に~

「柊里の、そういうところが好きだ」

「え?」

「俺をどこまで深く落とすんだよ。もうとっくに溺れてるけど」


 甘い言葉を言われて、自分の顔がどんどん赤くなっていくのがわかる。

 今夜バーで菖人を待っていたときから、私はこうなることを望んでいたのだと思う。
 好きになっていたのは、私も同じだったのかも。

 星の数ほど女性がいる中で、菖人が私を選んでくれて本当にうれしい。


 今日は聖なる夜。

 あなたと気持ちが通じ合って、幸せな気持ちになれた記念日だ。





――― Fin.


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