・LOVER—いつもあなたの腕の中—
「いったぁ」
落ち着きがないのは、いつものことだけれど。はやる気持ちを抑えきれていない自分に気付き、思わずポカッと自身の頭を小突く。
しっかりしろ。今日は隆好と会うわけじゃないんだから。
俳優、西田リュウを見に行くんだから。
招待状を片手に上映会場へと向かう途中。独りで出席する勇気が持てなかった私は、上映会への同行を頼んだ芽衣と待ち合わせた会場近くの公園の前で落ち合う。
噴水近くに立ち、私の到着をキョロキョロしながら待っている芽衣の後ろ姿を見つけ「芽衣ー」と片手を挙げ声をかけた。
声に気付き「あ、来た来た」と手を振り返した芽衣の隣りに立っていた男性も一緒に振り返り、私に向かい片手を胸辺りまで挙げた。
「あれ?」
そんな言葉を発してしまった私の瞳には、芽衣と肩を並べて立っている予想外の人物へ向けた言葉だ。
芽衣と一緒に私を待っていたのは誰であろう深山さんだった。
慌てて二人に駆け寄り驚いている私を顔を見合せ笑っている二人の雰囲気は、明らかにおかしい。
今まで感じた事の無かった二人の間に感じる空気感は、まるで少し前のリュウと私みたいだったからだ。
落ち着きがないのは、いつものことだけれど。はやる気持ちを抑えきれていない自分に気付き、思わずポカッと自身の頭を小突く。
しっかりしろ。今日は隆好と会うわけじゃないんだから。
俳優、西田リュウを見に行くんだから。
招待状を片手に上映会場へと向かう途中。独りで出席する勇気が持てなかった私は、上映会への同行を頼んだ芽衣と待ち合わせた会場近くの公園の前で落ち合う。
噴水近くに立ち、私の到着をキョロキョロしながら待っている芽衣の後ろ姿を見つけ「芽衣ー」と片手を挙げ声をかけた。
声に気付き「あ、来た来た」と手を振り返した芽衣の隣りに立っていた男性も一緒に振り返り、私に向かい片手を胸辺りまで挙げた。
「あれ?」
そんな言葉を発してしまった私の瞳には、芽衣と肩を並べて立っている予想外の人物へ向けた言葉だ。
芽衣と一緒に私を待っていたのは誰であろう深山さんだった。
慌てて二人に駆け寄り驚いている私を顔を見合せ笑っている二人の雰囲気は、明らかにおかしい。
今まで感じた事の無かった二人の間に感じる空気感は、まるで少し前のリュウと私みたいだったからだ。