僕惚れ④『でもね、嫌なの。わかってよ。』
「あ……」
診断書の医師名のところ。
鳥飼奏芽ではなく、鳥飼壮一になっていた。
この名前、見覚えがある。
「診てくれたの、院長先生?」
聞いたらホッとしたように葵咲ちゃんがうなずくんだ。
僕は本当、まだまだだね。
それにしても、だ――。インフルエンザA型だなんて!
やっぱり怒鳴りつけてでも実家に帰らせるべきだったんだ。
しかもこの感じだと葵咲ちゃん、家で寝てる僕を気遣って自力で通院して帰ってきたってことだよね?
――何で僕を頼ってくれないんだよ!
そう思って、自分が寝込んでいたとき、散々葵咲ちゃんから同じセリフを言われたことを思い出して苦笑する。
葵咲ちゃんはこう言う気持ちだったのか。
診断書の医師名のところ。
鳥飼奏芽ではなく、鳥飼壮一になっていた。
この名前、見覚えがある。
「診てくれたの、院長先生?」
聞いたらホッとしたように葵咲ちゃんがうなずくんだ。
僕は本当、まだまだだね。
それにしても、だ――。インフルエンザA型だなんて!
やっぱり怒鳴りつけてでも実家に帰らせるべきだったんだ。
しかもこの感じだと葵咲ちゃん、家で寝てる僕を気遣って自力で通院して帰ってきたってことだよね?
――何で僕を頼ってくれないんだよ!
そう思って、自分が寝込んでいたとき、散々葵咲ちゃんから同じセリフを言われたことを思い出して苦笑する。
葵咲ちゃんはこう言う気持ちだったのか。