僕惚れ④『でもね、嫌なの。わかってよ。』
「お部屋、行きましょう」
 ひおちゃんが私の視線を避けるように、真っ赤な顔をして話題を逸らす。
「そうだね。ガールズトーク沢山しよう!」
 ひおちゃんの手をギュッと握ってそう言ったら、「お風呂のお話も……お聞きしたいのです……」
 恥ずかしそうにひおちゃんがつぶやいた。

 お風呂のお話。
 そうだね、それもしないとね。
 けど、私もひおちゃんに聞いてみたいこと、沢山あるよ?

 何だか他の友達には恥ずかしくて聞けないことも、ひおちゃんとなら共有しても大丈夫な気がする。

 他の友達だったらバカにするかもしれないことも、ひおちゃんはそういうの、しないって確信できるから。

 ひおちゃんはとてもピュアだと思う。

 小さい頃から、それはずっと変わっていない。
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