僕惚れ④『でもね、嫌なの。わかってよ。』
***
「かんぱーい」
各々お気に入りのお酒をグラスに注いで、小さなテーブルを間に、向かい合わせに座る。
ふわふわモコモコの可愛いクッションを抱き抱えるようにして、女子会スタート。
「で、早速なのですが……」
ピーチフィズをひとくち口に含んでから、ひおちゃんが私の方を窺うように見つめてくる。
「お風呂のお話?」
私もリンゴの程よい酸味と炭酸を喉に落としながら、ひおちゃんを見つめる。
あー、やっぱりシードル、美味しい。
「はい。そうなのですっ。き、ききちゃんは……その……彼氏さんと一緒にお風呂とか入ったりしたこと、ありますか?」
さすがひおちゃん。
何事にも直球。
何の前置きもなくいきなり本題。
お酒もまだ全然回っていない状態で攻めてくるなぁって思ってしまった。
「私、理人……あ、彼氏の名前なんだけどね。彼とは同棲してるの」
メールでも言ったことあるかもしれないけれど、一応。
「はい、存じていますっ。うらやましいなって思っているのです」
ひおちゃんは、入籍こそ済ませていて私より一歩リードしているように見えるものの、親御さんからお式を挙げるまでは同棲はダメって言われてしまっているみたい。
詳しい事はよく分からないけれど、それが塚田さんがひおちゃんとの入籍を急いだ際に、ひおちゃんの家――藤原家――から出された条件だったんだとか。
赤ちゃんとかできてしまって、一人娘のひおちゃんが、思い通りのウェディングドレスを着られなくなってしまうことがないように、と懸念されてのことみたい。
ちょっと耳に痛いな、って思ってしまった。
私、理人と一緒に暮らしていて……赤ちゃんができないという保証はないわけで。もちろん、理人は人一倍そういうのには気を遣ってくれる人だけど、それでもそういう行為をしている以上、絶対はないわけで。
「かんぱーい」
各々お気に入りのお酒をグラスに注いで、小さなテーブルを間に、向かい合わせに座る。
ふわふわモコモコの可愛いクッションを抱き抱えるようにして、女子会スタート。
「で、早速なのですが……」
ピーチフィズをひとくち口に含んでから、ひおちゃんが私の方を窺うように見つめてくる。
「お風呂のお話?」
私もリンゴの程よい酸味と炭酸を喉に落としながら、ひおちゃんを見つめる。
あー、やっぱりシードル、美味しい。
「はい。そうなのですっ。き、ききちゃんは……その……彼氏さんと一緒にお風呂とか入ったりしたこと、ありますか?」
さすがひおちゃん。
何事にも直球。
何の前置きもなくいきなり本題。
お酒もまだ全然回っていない状態で攻めてくるなぁって思ってしまった。
「私、理人……あ、彼氏の名前なんだけどね。彼とは同棲してるの」
メールでも言ったことあるかもしれないけれど、一応。
「はい、存じていますっ。うらやましいなって思っているのです」
ひおちゃんは、入籍こそ済ませていて私より一歩リードしているように見えるものの、親御さんからお式を挙げるまでは同棲はダメって言われてしまっているみたい。
詳しい事はよく分からないけれど、それが塚田さんがひおちゃんとの入籍を急いだ際に、ひおちゃんの家――藤原家――から出された条件だったんだとか。
赤ちゃんとかできてしまって、一人娘のひおちゃんが、思い通りのウェディングドレスを着られなくなってしまうことがないように、と懸念されてのことみたい。
ちょっと耳に痛いな、って思ってしまった。
私、理人と一緒に暮らしていて……赤ちゃんができないという保証はないわけで。もちろん、理人は人一倍そういうのには気を遣ってくれる人だけど、それでもそういう行為をしている以上、絶対はないわけで。