名無しのヒーロー ~シングルマザーは先生に溺愛されました~
痛み止めが効いているとはいえ、左手の裂傷、右手は点滴につながれ、首にコルセット、左足にギブスで満足に抱く事も出来ずに切ない。私が困った顔をすると代わりに将嗣と紗月が一生懸命に美優をあやしてくれる。
「これ、夏希ちゃんの荷物、着替えのパジャマや下着とか多めに買って入っているからね。洗濯とか困るでしょう」と紗月に耳打ちされた。
確かに、このままだと取り替えた下着を洗濯するのを将嗣にお願いするしかない状況。トホホ。
せめて、車いすで移動できるまでにならないと。
「今日、紗月さんを駅まで送って、その後は、俺は実家に泊まる事にした。警察とかディーラーとか保険屋とも話さないといけないしな」
「美優のこともお願いね」
「ああ、母親もいるしな。どうにかなるよ」
「でも、将嗣のお母さん。お父さんのお世話もあるのに美優の世話までしたら疲れちゃうよ」
「そうだね、ほどほどにしておくよ。母親までダウンしたら大変だしな」
自分で美優の世話が出来ない以上、周りの人に迷惑を承知で甘えるしかない。甘える事に慣れていない自分としては、少し辛かった。
「これ、夏希ちゃんの荷物、着替えのパジャマや下着とか多めに買って入っているからね。洗濯とか困るでしょう」と紗月に耳打ちされた。
確かに、このままだと取り替えた下着を洗濯するのを将嗣にお願いするしかない状況。トホホ。
せめて、車いすで移動できるまでにならないと。
「今日、紗月さんを駅まで送って、その後は、俺は実家に泊まる事にした。警察とかディーラーとか保険屋とも話さないといけないしな」
「美優のこともお願いね」
「ああ、母親もいるしな。どうにかなるよ」
「でも、将嗣のお母さん。お父さんのお世話もあるのに美優の世話までしたら疲れちゃうよ」
「そうだね、ほどほどにしておくよ。母親までダウンしたら大変だしな」
自分で美優の世話が出来ない以上、周りの人に迷惑を承知で甘えるしかない。甘える事に慣れていない自分としては、少し辛かった。