名無しのヒーロー ~シングルマザーは先生に溺愛されました~
 マザーズバックから除菌のオシボリウェッティ取り出し、肩からバスタオルを掛けて、将嗣に背中を向けた。
 意を決し胸を拭いて、美優におっぱいをあげ始める。

 何をどうしてこんな事になった?
 私は、また、やらかしている!
 この前、乳幼児健診で断乳の話が出ていたのを思い出した。
 コレは、絶対、断乳する!!
 私は、心に誓った。

「美優ちゃんって、生後何か月?」
 
「今、10か月だよ」
 
「なあ、その子のパパって?」

「えっ!」
 将嗣からの不意打ちともいえる質問に焦る。

「もしかして、俺?」

 いきなり核心をついてきたよ!

「あ、あの……」
 いざとなると言葉に詰まる。
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