名無しのヒーロー ~シングルマザーは先生に溺愛されました~
「谷野さん、谷野さん、着いたよ」
朝倉先生に呼ばれて目を覚まし、車から降りるとそこは、病院でもなく助産院でもない、昭和の感じのする普通の一軒家の庭先だった。
朝倉先生がインターフォンを押すと「はーい」という声が聞こえ、玄関の引き戸が開く。
笑顔で出迎えてくれた御年配の女性に「どうぞ」と家の中に招き入れられ、玄関わきの6畳に通される。そこには布団が敷かれタオルが積まれていた。
「その布団に寝ていてね。直ぐに来るから」
と、声を掛けられた。そして、朝倉先生と美優は、どこか別の部屋に案内されたようだ。
6畳の部屋の布団に横になっていると、襖が開き先程の御年配の女性が入ってきた。
「こんにちは。滝沢です。胸が張って熱が高いんですって? おっぱいから普段と違う膿みたいなにか出たかしら?」
「はい、練乳の腐ったみたいなのが出ました」
「あら、おっぱいが詰まっちゃったのね。乳腺炎ね。痛かったでしょう?」
「乳腺炎……」
朝倉先生に呼ばれて目を覚まし、車から降りるとそこは、病院でもなく助産院でもない、昭和の感じのする普通の一軒家の庭先だった。
朝倉先生がインターフォンを押すと「はーい」という声が聞こえ、玄関の引き戸が開く。
笑顔で出迎えてくれた御年配の女性に「どうぞ」と家の中に招き入れられ、玄関わきの6畳に通される。そこには布団が敷かれタオルが積まれていた。
「その布団に寝ていてね。直ぐに来るから」
と、声を掛けられた。そして、朝倉先生と美優は、どこか別の部屋に案内されたようだ。
6畳の部屋の布団に横になっていると、襖が開き先程の御年配の女性が入ってきた。
「こんにちは。滝沢です。胸が張って熱が高いんですって? おっぱいから普段と違う膿みたいなにか出たかしら?」
「はい、練乳の腐ったみたいなのが出ました」
「あら、おっぱいが詰まっちゃったのね。乳腺炎ね。痛かったでしょう?」
「乳腺炎……」