義弟が『俺、異世界賢者の転生者だ』と言い出した【中編】
バジリスク!しっぽが蛇だっていう伝説のモンスターの名前だ!
「バジリスクって言われると、途端に蛇もファンタジーっぽくなってじっくり見たくなりますね」
蛇のどこがいいのぉってゆきちゃんには何度も言ったけれど。
バジリスクなら話は別!
「だろ?実際、モンスターがいたらどんな風なんだろうって。バジリスクの尾も、この蛇のような動きをするんだろうか?とか。考えて見ると楽しいよね」
武田先輩の言葉にうなづく。
「ふふ。武田先輩、結梨ちゃんも!いつでも爬虫類同好会の部室に遊びに来てくださいね!」
ゆきちゃんが嬉しそうに笑って去っていった。
「逃げ込むにはいいかもしれないね」
と、武田先輩が小さな声でつぶやいた。
ああ、3年のあの先輩から……ってことで、あってるかな。
食堂の隅。
「はいどうぞ」
「え?あ、払います!」
「いいよ。場所を変えることになったのは僕のせいだからね」
カップで出てくる自動販売機。先輩がオレンジジュースを買ってくれた。
「ありがとうございます。えーっと、じゃぁ、就職内定もらったら教えてくださいね。お祝いに何かおごります」
人に何かをおごってもらうことに慣れていないから、つい素直に受け取ることができずにそう返してしまった。
「あはは。うん、そうだね。結梨さんにおごってもらえるように就職活動頑張るよ」
先輩が正面の席に腰を下ろした。
「で、さっきの静電気の話なんだけどね」
先輩はコーヒーを買っていた。
うん、覚えた。先輩はコーヒー、砂糖抜きミルクありですね。今度おごるときまで忘れないようにしよう。
「静電気って、人にたまるだろ?魔素も体にためることを前提とするわけだけど」
うんうんと、うなづく。
「静電気で、火花が散るだろう?つまり電気が出る。ってことは、電気系の魔法と似てると思わないか?」
えーっと、電気ウナギとかそういうのが思い浮かんだけれど……。電気ウナギの電気って、気絶するくらい強いと聞いたことがある。
生き物が発する電気が攻撃魔法として使えるってことだ。
この地球でも!
おお!夢が広がるね!
「それから、雷やコンセントの火花で火事になることもあるんだから、火魔法の元になることも考えられる」
「なるほど!」
そうか!そうなんだね!
電気から火魔法か!その発想はなかった!和樹はどうだろう?
「バジリスクって言われると、途端に蛇もファンタジーっぽくなってじっくり見たくなりますね」
蛇のどこがいいのぉってゆきちゃんには何度も言ったけれど。
バジリスクなら話は別!
「だろ?実際、モンスターがいたらどんな風なんだろうって。バジリスクの尾も、この蛇のような動きをするんだろうか?とか。考えて見ると楽しいよね」
武田先輩の言葉にうなづく。
「ふふ。武田先輩、結梨ちゃんも!いつでも爬虫類同好会の部室に遊びに来てくださいね!」
ゆきちゃんが嬉しそうに笑って去っていった。
「逃げ込むにはいいかもしれないね」
と、武田先輩が小さな声でつぶやいた。
ああ、3年のあの先輩から……ってことで、あってるかな。
食堂の隅。
「はいどうぞ」
「え?あ、払います!」
「いいよ。場所を変えることになったのは僕のせいだからね」
カップで出てくる自動販売機。先輩がオレンジジュースを買ってくれた。
「ありがとうございます。えーっと、じゃぁ、就職内定もらったら教えてくださいね。お祝いに何かおごります」
人に何かをおごってもらうことに慣れていないから、つい素直に受け取ることができずにそう返してしまった。
「あはは。うん、そうだね。結梨さんにおごってもらえるように就職活動頑張るよ」
先輩が正面の席に腰を下ろした。
「で、さっきの静電気の話なんだけどね」
先輩はコーヒーを買っていた。
うん、覚えた。先輩はコーヒー、砂糖抜きミルクありですね。今度おごるときまで忘れないようにしよう。
「静電気って、人にたまるだろ?魔素も体にためることを前提とするわけだけど」
うんうんと、うなづく。
「静電気で、火花が散るだろう?つまり電気が出る。ってことは、電気系の魔法と似てると思わないか?」
えーっと、電気ウナギとかそういうのが思い浮かんだけれど……。電気ウナギの電気って、気絶するくらい強いと聞いたことがある。
生き物が発する電気が攻撃魔法として使えるってことだ。
この地球でも!
おお!夢が広がるね!
「それから、雷やコンセントの火花で火事になることもあるんだから、火魔法の元になることも考えられる」
「なるほど!」
そうか!そうなんだね!
電気から火魔法か!その発想はなかった!和樹はどうだろう?