極上悪魔な弁護士が溺甘パパになりました
「なにか手伝うか?」
「圧力鍋に放り込むだけなので大丈夫ですよ。先生は休憩しててください」
繭の送迎で削られた仕事時間を彼が深夜に補填していることを繭は知っている。無理をしているのではないかと心苦しくなる。
「ん?」
注がれる樹からの視線に繭は小首をかしげる。手伝いは本当に不要だ、そう伝えようとした繭の頬に樹の手が伸びてくる。くすぐるように優しく撫でられ、繭はかすかに肩をすくめる。何気なく触れられただけなのに、胸がドキドキして身体が甘く疼く。樹の視線も手のぬくもりも、発する濃密な空気も、初心な繭には刺激が強すぎる。
「先生はやめろ。仕事を思い出して気がめいる」
「で、でも……ほかになんて呼べば」
樹と繭の関係は、弁護士とパラリーガルの元同僚。ほかにはなにもないのだから、先生以外の呼び名は思いつかない。
「樹でいいよ」
「それはちょっと……」
「圧力鍋に放り込むだけなので大丈夫ですよ。先生は休憩しててください」
繭の送迎で削られた仕事時間を彼が深夜に補填していることを繭は知っている。無理をしているのではないかと心苦しくなる。
「ん?」
注がれる樹からの視線に繭は小首をかしげる。手伝いは本当に不要だ、そう伝えようとした繭の頬に樹の手が伸びてくる。くすぐるように優しく撫でられ、繭はかすかに肩をすくめる。何気なく触れられただけなのに、胸がドキドキして身体が甘く疼く。樹の視線も手のぬくもりも、発する濃密な空気も、初心な繭には刺激が強すぎる。
「先生はやめろ。仕事を思い出して気がめいる」
「で、でも……ほかになんて呼べば」
樹と繭の関係は、弁護士とパラリーガルの元同僚。ほかにはなにもないのだから、先生以外の呼び名は思いつかない。
「樹でいいよ」
「それはちょっと……」