クールなイケメン総長さまの溺愛には注意です!

それと同時に山川くんも視線を逸らして大月くんを見た。


なんだったんだろう。


今のは。


近況報告を聞きながら山川くんをもう一度見たけどやっぱり私のことは見向きもしなかった。



「これで近況報告は終わり。来週も集まるから何か変わったことがあればすぐに連絡してくれ」



あれから30分後。


時間かかるだろうなーと思っていた近況報告は意外と早く終わり、今週を無事に乗り切ったことに胸を撫で下ろす。


はぁー………この生活はいつまで続くんだろう。


暴走族に巻き込まれるとこんなにも身に危険が及ぶのか。


これからは自分の身は自分で守らないとなー……。



「愛華、ちょっと和人たちと話してくる。帰る準備だけしててくれ」


「わかった」



あれこれ考えていると太陽がスマホを片手に話しかけてきて部屋から大月くんと一緒に出ていく。


ほかの人はパソコンでデータを入力したり、何やらスマホを操作したりしていた。
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