クールなイケメン総長さまの溺愛には注意です!

さっき聞けなかったことを恐る恐る聞いてみる。


山川くん、なんか怖いんだよな…。


一番大人しそうだけど、なんかこう……威圧感がすごいというか。太陽と同じオーラを感じる。



「別に。………ちょっといいですか?」


「ん?」



同い年なはずなのに敬語を使って話す山川くんを不思議に思いながらも向かいのソファに移動して隣に座る。


山川くんから呼ばれるなんて………私、なんかしちゃたのかな!?


緊張して、今にも心臓が口から飛び出そう。


男子に免疫がない私は男子と初めて話す時はいつもガチガチに緊張する。



「清水さんって………太陽のことが好きなんですか?」


「………はい?」



何を言われるかわかんなくて身構えていたのに質問があまりにも突拍子のないことだったので間抜けな声を出してしまう。


持っていた本を危うくおっことすとこだったよ。



「太陽が………女子に興味を示すの、珍しいなと思って。一度清水さんと話して見たかったんです」
< 127 / 225 >

この作品をシェア

pagetop