クールなイケメン総長さまの溺愛には注意です!

ようやく6時間目の授業が終わり、号令がかかる。先生が教室を出て行くと途端に騒がしくなる教室。


私はカバンに荷物を詰めて、戦闘場所へと移動する。



「た、太陽。今日……図書当番の日だから。待ってて、くれる……?」



緊張のあまり噛んでしまった。


ああ、緊張しすぎ!



「うん。わかった。頑張ってな」



太陽は私を見ると立ち上がり、ぽんと頭の上に手をのせてくれる。


太陽の温もりを感じて、少しだけ緊張がほぐれた。



「ありがとう、行ってきます!」



お礼を言ってからカバンを背負い教室を出た。太陽の存在は……こんなにも私の中で大きくなっていたんだ。


熱い顔を冷ましながら図書室へといそいだ。



「はぁ、はぁ………」



気持ちが急いだせいか、最初は歩いていたのにだんだんと早足になって、気づいたら走っていた。


息が上がって苦しい。


それでも私は息を整えるのをそこそこに、図書室のドアを開けた。
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