クールなイケメン総長さまの溺愛には注意です!
……気にしてるの、私だけなのかな。
事件を起こした当の本人、五十嵐くんは何事もなかったかのように私に振舞っていて、動揺する様子もない。
私……勝手に騒いでなんか……。
「…………」
それからはモヤモヤしたまま作業をこなした。隣にいる五十嵐くんをたまにチラチラみながら、悲しくなったりして。
これから断りを入れるくせに悲しいとか。何を思ってるんだか。
気持ちがぐちゃぐちゃだ。
「今日はこれで終わりだね。また来週もよろしくね」
あれこれ考えているとあっという間に作業が終了して帰る時間になった。
太陽にメッセージ入れとかなきゃな。
スマホを取り出すと、
「………は?」
不在着信が15件くらい溜まっていてギョッとする。しかもそれは全部太陽のもので。
マナーモードにしていたから全然気づかなかった。
「清水さん?どうかした?」
スマホを持った間固まっている私に五十嵐くんが尋ねる。