魔力無しだと追放されたので、今後一切かかわりたくありません。魔力回復薬が欲しい?知りませんけど
「うんと、貰ってもいいみたいよ?ベルト、ネウス君に似合いそう。ああ、それに、これ、剣を納める場所が付いてるよ?これなら、手に持たなくても剣を持ち運べるね」
 腕輪は……デザインが微妙なので収納鞄にぽいっと。
 てな感じで歩くこと2日。
 なんか、ネウス君と一緒に街から歩いた時とは大違いで。色々な話をしながら、拾い物しながら気が付けばついてた感じだ。
「あっちだよ」
 ネウス君が街をぐぐりと囲む結界?のある場所を目指して歩き出した。
 そういえば、街からぽーんと放り投げられたので、近くの様子は全然分からなかったんだ。結界は、高さが3mほどの塀の上に伸びてる。
 3mほどの塀がぐるりとまず街を囲っているようだ。
 系の一部ににドアのようなものが付いている。
 そういえば、薬をもらいに行くためにネウス君は街を目指していたし、おばばさんは火が消えたら何かを渡して魔法で火種をもらうようなことも言っていたし、街の中の人間とのやり取りを何度かしたことがあるのかな?

 ドアをノックすると、ドアについている小窓が開いた。
 すぐに小窓に、小太りのおじさんの顔が出てくる。
「けっ、外民が何の用だ?拾い屋か?買い取りなら反対側だ」
 外民?って、街の外の人間のこと?
 魔力ゼロ意外にも、人が街の外にいるの?
「拾い屋じゃないけれど、買ってほしいものがあるんだ」
 ネウス君の言葉に、小窓の向こうのおじさんがめんどくさそうな顔をする。
「はぁ?拾い屋じゃない?っていうか、お前ずいぶんいい顔してるが、何の罪で外民になったんだ?」
 小窓が閉まり、ドアが開いた。
「天上民の人妻にでも手を出したか?いや、手を出された方かな、どちらにしても、怒りを買うようなことしたお前が悪いがな、ゲヒゲヒゲヒ」
 とてつもなく馬鹿にしたような笑いを漏らす。
「買ってほしかったら、その綺麗な面を、地面にこすりつけな」
 おじさんが、木の棒……いや、槍の木の部分でネウス君の頭をぐいっと押した。
 何、このおっさん。
 服装は、制服みたいな服……そうだ、城らしき場所で見た護衛っぽい人と同じような服を着ている。
 見張り?
「あのっ、買ってほしいものがあるのは、私の方です」
「なんだ、変なもん顔に付けて。馬鹿にしてるのか?」
 は?
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