魔力無しだと追放されたので、今後一切かかわりたくありません。魔力回復薬が欲しい?知りませんけど
ディラが言うには、空瓶は、薬草から作った薬を入れるのに使ったりと一定の需要があったので売れるらしい。
だから収納鞄にしまっておいたのだ。……まぁ、誰に売るんだ?って話だよね。今の状態だと。でも、価値のあるものは捨てられない貧乏性です。
「ここから、村が見える方向はあっちでしょ?
瓶のお尻が村の方向に向くように、目線の高さにある木の枝にポーションの瓶を刺す。周りの木は間引いて目立つようにする。
■
そう、迷子にならないための目印だ。
童話では白い石を集めて目印として落として歩いたというのもあるし。現代日本だって、遭難しないように布を巻きながら進むだとか、木の枝を折りながら進むだとかいろいろな方法が伝わっている。
瓶にしたのは、目立つからというのもあるけれど、無駄な布などないし、折った枝を見分ける自信がないから。あるもので何とかしようと思ってのこと。
「何?」
ネウス君が瓶を見て顔を傾げた。
「目印。あっちに向かっていけばいいよっていうね」
説明しながら進んでいき、瓶が見えなくなる前に次の目印用の空き瓶を木にさす。
「帰り道はこれで分かるでしょう?道しるべ魔法だっけ?魔法が使えないと迷子になって帰れないなんてことはない。魔法がなくても帰ることができるのよ」
ネウス君が目を輝かせた。
「すごいよ、ユキ。確かにこれなら……そうか、ここまでくると、まだいっぱい使ってない木もあるし食べるものがたくさん見つかる!」
ネウス君はまだほんの2~30m移動しただけだというのに感動しているようだ。いつもは村から10mほどの範囲で行動していたから新しい世界に出会えた気分なんだろう。
だけれどね、まだまだだよ。ここまで進んだって、私にとってみれば新しい発見はない。水源もないし、食べられそうな新しい植物も発見できていない。まぁ、幸いにして危険な獣にも出会ってないけれどね。
念のため、2つの瓶が見える場所に新しい瓶を設置する。これならば一つ見落としても迷子になることはないだろう。
しばらく目印を置きながら慎重に足を進める。
「ねぇ、ネウス君、あれ」
木の実を見つけた。初めての木の実だ。赤くて梅の実くらいの大きさの実だ。赤いだけで食べられそうな気持になる。けれど、本当はどうか分からない。
「食べられるかな?食べたことある?」
「初めて見た」
だから収納鞄にしまっておいたのだ。……まぁ、誰に売るんだ?って話だよね。今の状態だと。でも、価値のあるものは捨てられない貧乏性です。
「ここから、村が見える方向はあっちでしょ?
瓶のお尻が村の方向に向くように、目線の高さにある木の枝にポーションの瓶を刺す。周りの木は間引いて目立つようにする。
■
そう、迷子にならないための目印だ。
童話では白い石を集めて目印として落として歩いたというのもあるし。現代日本だって、遭難しないように布を巻きながら進むだとか、木の枝を折りながら進むだとかいろいろな方法が伝わっている。
瓶にしたのは、目立つからというのもあるけれど、無駄な布などないし、折った枝を見分ける自信がないから。あるもので何とかしようと思ってのこと。
「何?」
ネウス君が瓶を見て顔を傾げた。
「目印。あっちに向かっていけばいいよっていうね」
説明しながら進んでいき、瓶が見えなくなる前に次の目印用の空き瓶を木にさす。
「帰り道はこれで分かるでしょう?道しるべ魔法だっけ?魔法が使えないと迷子になって帰れないなんてことはない。魔法がなくても帰ることができるのよ」
ネウス君が目を輝かせた。
「すごいよ、ユキ。確かにこれなら……そうか、ここまでくると、まだいっぱい使ってない木もあるし食べるものがたくさん見つかる!」
ネウス君はまだほんの2~30m移動しただけだというのに感動しているようだ。いつもは村から10mほどの範囲で行動していたから新しい世界に出会えた気分なんだろう。
だけれどね、まだまだだよ。ここまで進んだって、私にとってみれば新しい発見はない。水源もないし、食べられそうな新しい植物も発見できていない。まぁ、幸いにして危険な獣にも出会ってないけれどね。
念のため、2つの瓶が見える場所に新しい瓶を設置する。これならば一つ見落としても迷子になることはないだろう。
しばらく目印を置きながら慎重に足を進める。
「ねぇ、ネウス君、あれ」
木の実を見つけた。初めての木の実だ。赤くて梅の実くらいの大きさの実だ。赤いだけで食べられそうな気持になる。けれど、本当はどうか分からない。
「食べられるかな?食べたことある?」
「初めて見た」