契約婚と聞いていたのに溺愛婚でした
「あの! 社長にお客様がいらっしゃってて……」
「お客様? 私?」
今日は約束はしていないはずだが、それでも美冬は頷いた。
杉村も不思議そうな顔をしている。
「分かった。今行くね。後でもいいかな?」
「まあ、お客様優先だから。でも逃げられるって思わないでね」
石丸のその一言に思わず背中が寒くなってしまった美冬なのだった。
林に案内されたブースにいたのは、スーツの槙野とややラフな格好のグローバル・キャピタル・パートナーズの片倉と、見知らぬ品のある女性の三人だ。
思わぬ人物達の登場に美冬も驚いたし、後ろから来ていた杉村もさすがに表情が変わっている。
服を見ている女性に片倉が柔らかく声をかけている。
とても綺麗な女性だ。品がありとても綺麗。ぜひミルヴェイユの服を着てほしい。
「浅緋、気に入った?」
「はい。とっても素敵です」
「いいのがあれば買っていったら」
片倉CEOのその発言に女性は嬉しそうに笑った。その品の良さはいかにもどこかの御令嬢という感じ。
「お客様? 私?」
今日は約束はしていないはずだが、それでも美冬は頷いた。
杉村も不思議そうな顔をしている。
「分かった。今行くね。後でもいいかな?」
「まあ、お客様優先だから。でも逃げられるって思わないでね」
石丸のその一言に思わず背中が寒くなってしまった美冬なのだった。
林に案内されたブースにいたのは、スーツの槙野とややラフな格好のグローバル・キャピタル・パートナーズの片倉と、見知らぬ品のある女性の三人だ。
思わぬ人物達の登場に美冬も驚いたし、後ろから来ていた杉村もさすがに表情が変わっている。
服を見ている女性に片倉が柔らかく声をかけている。
とても綺麗な女性だ。品がありとても綺麗。ぜひミルヴェイユの服を着てほしい。
「浅緋、気に入った?」
「はい。とっても素敵です」
「いいのがあれば買っていったら」
片倉CEOのその発言に女性は嬉しそうに笑った。その品の良さはいかにもどこかの御令嬢という感じ。