契約婚と聞いていたのに溺愛婚でした
「まあ……確かにな。でも本当に足りないんだよ。それにたまには思う存分したいし」
 槙野はむぅーっとしながらもブツブツ発言の言い訳をしていた。

 美冬はくすっと笑い、つん、とその真面目な槙野の顔をつつく。
「あのね、別に祐輔とするの、嫌じゃないよ?」
「あれだけ善さげなのに、嫌とか言われるのは心外なんだが」

 本当にたまにぶん殴りたくなるのは何かしら?

「更改時に文言を改めることを提言するわ」
「考えとく。今は……思う存分可愛がらせろ」
 その笑顔に結局のところ、逆らえない美冬なのだった。

 契約だけの関係かと思ったら、気づいたらこんなに溺愛されていて、美冬も槙野を愛している。

 しかも、契約は有効なのだ。
 きっとこの先もずっと更新し続けるのだろう。


     *⋆꒰ঌ┈┈END┈┈໒꒱⋆*

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