天才パイロットの激情は溢れ出したら止まらない~痺れるくらいに愛を刻んで~
 昨日、翔さんに体の隅々までキスをされ、とろとろになるまで愛された。

 後半は気持ちが良すぎて記憶が曖昧になってしまったから、翔さんと目を合わせるのがなんだか恥ずかしい。

 羞恥に耐え切れず枕に顔をうずめると、頭上でくすりと笑い声がした。

「おはよう、里帆」

 甘い声で名前を呼ばれる。

「おはようございます……」

 枕に顔をつけたまま挨拶を返すと、翔さんが上半身を起こし私の髪にキスをした。

「寝顔もかわいかったけど、そうやって照れる姿もかわいいな」

 ご機嫌な口調で言われ、さらに頬が熱くなる。

 無防備な寝顔を見られていたなんて、恥ずかしすぎる。

「寝顔を見てないで、起こしてくれればよかったのに……」

 少しだけ顔を上げて睨むと、翔さんは幸せそうな表情でこちらを見つめていた。

「起こそうとも思ったけど、夢が覚めたら困るから」
「夢?」

 私が聞き返すと翔さんはうなずく。

「何度も里帆の夢を見てた」

 その言葉を不思議に思い、私は体を起こした。

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