天才パイロットの激情は溢れ出したら止まらない~痺れるくらいに愛を刻んで~
「十九世紀に作られた屋根のある歩行者用通路だ。両側に店が連なっていて、日本でいうならアーケードかな」
「十九世紀……」
彼の説明を聞きながらため息をつく。
たしかに、その当時の雰囲気がそのまま閉じ込められているみたいだ。
「のんびり見て回るのには丁度いいだろ」
翔さんの言葉にうなずきながら辺りを見回す。
雰囲気のある古書店に、たくさんの絵画が飾られたアンティークショップ。
温かみのある木製玩具か並ぶおもちゃ屋さん。
どのお店も素敵で見ているだけでわくわくしてしまう。
その中で、雰囲気のあるかわいらしい雑貨屋さんを見つけ足が止まった。
「入ってみるか?」
「いいですか?」
「もちろん」
店内に入ると革製品や食器、おしゃれなポストカードにシーリングワックスやスタンプ。
かわいらしい雑貨がたくさん並んでいた。