天才パイロットの激情は溢れ出したら止まらない~痺れるくらいに愛を刻んで~
「ホテルだ。予約をしてある」
そういえば、翔さんはタクシーの中で電話をしていたっけ。
きっと、ホテルのレストランを予約してくれたんだろう。
そう思いながらホテルの中へ入る。
エレガントなアーチ状の高い天井に、豪華なシャンデリア。
光を反射する美しい大理石の床。
宮殿そのものの豪華さだった。
レストランに向かうと思ったのに、案内された先は客室だった。
しかも、ただの客室ではなく、ものすごく豪華で広い。
一歩足を踏み入れて確信する。
ここは間違いなく特別なお部屋だ。
入ってすぐにシックなインテリアで揃えられた広いリビング。
その奥には寝室に続くであろう扉がある。
そして床から天井まである白木の格子窓の向こうには、テラスが広がっていた。
「エッフェル塔が……」
部屋の窓からは、夜のパリの街とライトアップされたエッフェル塔が見えた。
その景色を前に、私は息をのむ。