天才パイロットの激情は溢れ出したら止まらない~痺れるくらいに愛を刻んで~
どうしていいのかわからなくて戸惑ってしまう。
動揺で瞳を潤ませると、翔さんが私のことをまっすぐに見つめる。
「そんな表情を男に見せたら、勘違いされるぞ」
警告するようなするどい視線を向けられ、私は首を横に振った。
「私も、綺麗な女性たちが翔さんに見とれているのに気づいて、なぜか胸の辺りがもやもやしてしまって。だから……」
言葉に詰まってうつむくと、翔さんが私に近づいた。
「里帆も俺と同じ気持ちだって、うぬぼれてもいいか?」
私のあごをすくい上げそう問う。
誘うような表情が色っぽくて体温が上がる。
ぎこちなくうなずくと、唇を塞がれた。
それだけで気持ちよくて、「ん……」と短い吐息が漏れた。
それが恥ずかしくて、思わず肩に力が入ってしまう。
彼は喉の奥で小さく笑いながら、私の緊張を解くようにやわらかいキスを何度もしてくれる。