天才パイロットの激情は溢れ出したら止まらない~痺れるくらいに愛を刻んで~

 触れ合ったところから生まれた甘い快感が全身に伝わっていった。
 こんなキスははじめてだ。

 自分の体が自分ものもじゃないみたいに、ふわふわしてる。

 どうしよう、キスをしてる。
 私たちは恋人じゃないのに。
 それどころか、今日出会ったばかりなのに……。

 キスに翻弄されているうちに体から力が抜け崩れ落ちそうになると、翔さんが私の腰を抱き寄せ支えてくれた。

 たくましい体が密着して、鼓動が速くなる。
 心臓が爆発してしまいそうだ。

「ベッドルームに行く?」

 耳もとで響いた低い問いかけに、これからの展開を想像して頬が熱くなる。

「あ、あの、翔さん……」

 翔さんは私の髪に顔をうずめ、耳の裏や首筋にキスを落としながら「なんだ?」とたずねた。

 彼にとってはただのスキンシップなのかもしれないけど、肌に唇が触れるだけでたまらなく気持ちよくて、その場に崩れ落ちてしまいそうになる。

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