天才パイロットの激情は溢れ出したら止まらない~痺れるくらいに愛を刻んで~
「十何時間もかかる長距離フライトだと、なにか話していないと逆に集中力が保てませんしね」
「なるほど~」
首を縦に振ってうなずく富永さんの隣で、「業務の邪魔になるようでしたら、すぐに言ってください」とお願いする。
すると、副操縦士の芦沢さんにくすくす笑われてしまった。
「蒼井さんは真面目なんですね」
「すいません。頭が固くて」
恥ずかしくなってうつむくと、翔さんが口を開いた。
「蒼井さんのような真面目で真摯な方が管制官として我々をサポートしてくれているんだと思うと、こちらも心強いです」
優しい声で言われ、頬が熱くなった。
管制官は常に人目につかない場所で裏方に徹するのが仕事だ。
悪天候やアクシデントで予定が狂い苦情を言われることはあっても、感謝されることはほとんどない。
それなのに、こうやって優しい言葉をかけてもらえたのが嬉しかった。
私は平静を装いながら、胸元にある鐘の形のチャームにそっと触れた。
「なるほど~」
首を縦に振ってうなずく富永さんの隣で、「業務の邪魔になるようでしたら、すぐに言ってください」とお願いする。
すると、副操縦士の芦沢さんにくすくす笑われてしまった。
「蒼井さんは真面目なんですね」
「すいません。頭が固くて」
恥ずかしくなってうつむくと、翔さんが口を開いた。
「蒼井さんのような真面目で真摯な方が管制官として我々をサポートしてくれているんだと思うと、こちらも心強いです」
優しい声で言われ、頬が熱くなった。
管制官は常に人目につかない場所で裏方に徹するのが仕事だ。
悪天候やアクシデントで予定が狂い苦情を言われることはあっても、感謝されることはほとんどない。
それなのに、こうやって優しい言葉をかけてもらえたのが嬉しかった。
私は平静を装いながら、胸元にある鐘の形のチャームにそっと触れた。