恋に落ちる音 【短編】
その日以来、カフェに寄るとカップに画伯と言ってもいい微妙な小鳥のイラストと「雨は嫌だね」とか「今日はいい天気」「風が冷たいね」と、一言メッセージをもらった。
私は、ハル君からもらう一言が嬉しくって、いつも「ありがとう」と言ってカップを受け取った。そのたびに「こちらこそいつもありがとうございます」と片エクボを浮かべて笑うハル君がいた。
そして、書く事がなくなって来たのかもしれないけれど、「今日の服可愛いね」「前髪切った?」と、内容に変化が出てきた。
メッセージをもらう度に「好き」になる。それは、だんだんと心に降り積もる雪のように私の想いが貯まって行く。
” チャリーン ”
鍵の付いた御守りのキーホルダーを揺らすと音がする。
今日は、少し切なく聞こえた。
私は、ハル君からもらう一言が嬉しくって、いつも「ありがとう」と言ってカップを受け取った。そのたびに「こちらこそいつもありがとうございます」と片エクボを浮かべて笑うハル君がいた。
そして、書く事がなくなって来たのかもしれないけれど、「今日の服可愛いね」「前髪切った?」と、内容に変化が出てきた。
メッセージをもらう度に「好き」になる。それは、だんだんと心に降り積もる雪のように私の想いが貯まって行く。
” チャリーン ”
鍵の付いた御守りのキーホルダーを揺らすと音がする。
今日は、少し切なく聞こえた。