Kiss Me Kitty! ~年下猫系男子とゆる甘アパート生活~
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ルール、その一。
いつでも部屋に来てよいが、寝るときは来客用の布団を借りて自分の部屋で寝ること。
その二。
朝食は比菜子の出社時間に合わせて一緒に食べること。
その三。
夕飯がいらないときは、事前にきちんと連絡すること。
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「おはよう!」
「お……ッス」
翌朝、決めた時間に比菜子の部屋へやってきたツカサを、彼女は満面の笑みで迎え入れた。
ツカサは昨日急いで比菜子が買いに走った黒いパーカーとカーキのカーゴパンツを着用しており、両太ももの外側に付いている大きなポケットが気に入ったのか、スマホや財布などをしまいこんで膨らませていた。
「朝ご飯、食べちゃって。私あと三十分で出るからね。熱がないなら今日は必ずバイト探してくること! 金髪オーケーのところにするんだよ。やる気ありますってアピールすれば、ツカサくんなら絶対大丈夫」
テーブルについたツカサにご飯やらお味噌汁やらをパッパと並べた比菜子は、自分の分を一瞬でたいらげて流しに放った。
持ち物を整理しながら歯を磨き、バッグの中のミラーを手に持ちリップをひく。