Kiss Me Kitty! ~年下猫系男子とゆる甘アパート生活~
ため息をつきながらふとカレンダーを見上げると、今日の日付の欄に【昼夜シフト 夕飯なし】と書かれている。
(……ツカサくん、今日は夜までかぁ)
とりあえずジャケットを脱いでハンガーに掛け、ブラウスを緩めて座椅子に座る。
改めて見ると、カレンダーは彼のシフトでびっしりと埋まっている。
(ツカサくんって、けっこうマメなのよね。なにげに字も上手いし。さすがお育ちがいい猫)
部屋着になろうと髪のクリップを外し、衣装ケースの中のTシャツを探す。
すると、最近はまったく着なくなっていたシャツワンピースが手に引っ掛かった。
それを出して広げ、ジッと真顔で考える。
(……ツカサくんいないのに、夕飯作る気しないな。今までどうやって自分のためだけに作ってたんだろう)
『そんなこと言ってくれるの、比菜子だけ
だ』
彼の笑顔が、脳内を巡る。
(……なんか、会いたいな)
比菜子はワンピースを手に取った。