珈琲と花の香りの君



珠利ちゃんが電話に出てくれるまでの間が、ひどく長く感じて。



背中を冷たい汗が流れていく。



会ってもいないのに、緊張しすぎだろう?



自分自身に苦笑いだ。


呼び出し音がふいに途切れて、珠利ちゃんが電話に出てくれた。



何回言ったって、構わないんじゃないだろうか?


俺は君が、好き。

















「…好きです。大好きです!俺と、一生一緒にいてください!!」
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