珈琲と花の香りの君


ここは、あれだ…、とりあえず挨拶だ!



「…あ、おはようございます…」



い、いちべつされたよ。



「…おはよう。」



何とか、返してくれたってことは、まだチャンスはあるってことか?!



「きょ、今日は天気がいいっすね。」



わらえ!とりあえず笑っとけ!!



ぎこちない笑みを浮かべた俺に、



ふんっ。って!!なんだその態度はっ!?



と、唐突に歩き出した柳井は数歩歩いて振り返った。



「……。」
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