【完結】余計な愛はいらない。


 そんなある日の帰り道のこと。

「はぁ……疲れた」

 二時間の残業を終えたわたしは、疲れ果てた体で家路へと帰宅していた。
 その途中、歩いていた時に゙ドンッ゙と誰かにぶつかった。

「あ、すみません……!」

 咄嗟に謝ったのだけど、その人は酔っ払っているのか、わたしを睨み付けていきなり怒鳴りつけてきたのだった。

「おい、なんだその態度は! おい姉ちゃん、人にぶつかっておいて謝りもしないのか!?」

「え……。いや、謝りましたけど……」

 酔っ払っているせいか、わたしの話には耳を傾けていなかった。

「あ?謝っただと? 心がこもってねえ謝り方だな?」

「す、すみません……」

 えー……。もう、ぶつかって来たのはそっちなのに。
 なんでわたしがこんなに怒鳴りつけられないといけないわけ?

「もう一度謝れよ」
 
「……もう謝りましたけど」

「謝れねえなら、その体で謝ってもらうしか、ねえよな?」

「……はあ?」

 体でって……まさか……。

「ほら、俺と一緒に来いよ!体で謝ってもらうからよ!」

「え!? ちょっと、離してください……!!」
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