【完結】余計な愛はいらない。
そしてその日の夕方のことだった。
【ピーンポーン】
「はーい……?」
突然わたしの家のインターホンが、鳴ったのだった。
急いでモニターの画面を確認すると、わたしの知らない女性がモニターに映し出されていた。
「突然の訪問してしまい、申し訳ありません。……わたし、豊橋美麗【とよはしみれい】と言います」
豊橋美麗さん……? 誰だろ……?
わたしにそんな名前の知り合いの人、いたっけ……?
「……あの、良かったら上がってください。今開けますので」
困惑しながらも、わたしは家の鍵を開けた。
「……お待たせしました。どうぞ」
「ありがとうございます。……お邪魔します」
豊橋美麗さんという方は、キレイな方だった。
スタイルも良くて肌もキレイで、艶のある黒髪をした女性であった。
「……どうぞ、今お茶淹れますので」
「いえ、お構い無く」
たまたま颯人は、今リモート会議中で部屋にいるのが幸いであった。
暖かい紅茶を淹れたマグカップを彼女の目の前に置くと、彼女は「ありがとうございます」と笑顔を向けた。
「……あの、何のご用でしょうか」