【完結】余計な愛はいらない。


 わたしも颯人さんのことを愛してる。すごく大事にしてくれて、すごく愛してくれる人は、もう颯人しかいない。
 わたしは颯人に愛してもらえて嬉しいし、わたしも愛することが出来て素直に嬉しい。

「杏実、プロポーズ受け取ってくれてありがとう」

「わたしこそ、ありがとう。……すごくすごく、嬉しかった」

 こんなに幸せになっていいのかなって、まだ思ってる。
 でもあの時颯人に出会ってなかったら、わたしは幸せになんてなれてなかった。
 あの日颯人と一夜を共にしなかったら……わたしは颯人のことを好きになることもなかった。

「俺も嬉しいよ、杏実と夫婦になれるのが」 

「颯人……わたしもだよ」

 颯人がわたしのことを好きになってくれたから、わたしも颯人に愛されていると実感するの。

「これから家族になって、子供をたくさん作ろう。サッカーチーム作れるくらい」

「ええ、そんなに……?」

 サッカーチーム作れるくらいか……。これは大変になりそうな予感。

「俺も杏実も、子供が好きだろ?子供はなるべく早く作りたいな。……いや、むしろもう今のうちに子供を作ろう」

「え、もう?」
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