【完結】余計な愛はいらない。


 その週の週末、わたしたちはお互いの両親に結婚の報告を済ませた。

「いよいよ、だな」

「そうだね」

 そして婚姻届の欄にお互いの署名捺印をし、お互いの両親にも署名してもらっていたので、不備がないかを確認する。

「……不備、ないよな」

「う、うん。大丈夫だと、思う」

「じゃあ、明日早速出しに行くか」
 
「……うん」

 そして翌日、わたしたちは婚姻届を役所に提出した。

「こちらで受理致しました。おめでとうございます」

「ありがとうございます」

 婚姻届は無事に受理され、わたしたちは無事に夫婦になることが出来た。
 
「杏実も、今日から妻なんだな」

「うん。……あんまり実感、ないんだけどね」

「俺もだよ」

 なんかプロポーズから入籍までは、本当にあっという間だったけど、こうして無事に夫婦になれたことで、ちょっとホッとした。

「杏実、後で結婚指輪、買いにいこうか」

「……うん」

 結婚指輪と聞くだけで、なぜかテンションが上がってしまう。
 結婚指輪があるだけで、全然気分が違うと思う。……楽しみだな、結婚指輪。
 どんなのがいいかなぁ。
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