僕らの恋愛事情【完】 ~S・S更新中~
「・・・・紫音の兄の詩安です。怪しい者ではございません」
「え・・紫音くんのお兄さん?ああ、やだ、紫音くんったら・・・ちゃんと教えてよ、もう」
「あっはは、可愛い~。その顔が見たかったんだもん」
紫音が・・・・紫音が・・・・
父ちゃんみたいになってる?
ありえねえーし・・・
それに、――――客(?)が来てるのに、目の前でイチャイチャすんじゃねーよ。
「・・・・」
「あ!ご、ごめんなさい!私、穂香と言います!よ、宜しくお願いします!」
「え?・・ああ、・・・宜しく・・・」
穂香さんはそのままキッチンに入って、何やら用意を始める。
「ああ、カフェラテ激アマホットでお願いします」
「ウフフ、はあい。紫音くんと一緒ですね?」
うわ~・・・おっとり系か・・・。
紫音が弄り倒してそうだな。
「あんまり見るなよ、兄ちゃん」
「あ?―――ああ、わりい」
「まっ、兄ちゃんはこの手の女の子が苦手なの分かってるから、変に心配はしないけどね。穂香をいたずらに惑わせないでよ?」
「フン、アホか」
淹れてもらったホットカフェオレを啜りながら、穂香さんを交えて話をしていた。
その中で、彼女は栄養士で各施設の献立を考える職業についていることが分かった。
じゃあ、なおさらあの物たちは、島くんの線が強くなる。
まあ、どうでもいいか。この二人と仲が良くて入り浸っているのだろうと思うこととする。
それよりも、俺の知りたいところを聞いてみることにしたんだ。
「あのさ、知り合いに島崎君って居るだろ?」
「―――え?」
「・・・・ユウ?」
・・なにこの感じ・・・。一気に二人の表情が曇っていくんだけど・・・?