僕らの恋愛事情【完】 ~S・S更新中~
「・・・・フン、兄ちゃんは相変わらず・・・」
「なんだよ?」
「バカみたいな道をえらぶ天才だよね?そのうちハルとかいう男に持ってかれるのがオチだから。湊斗君みたいにね」
「―――おれは、べつにあいつの事なんて、そんな目で見たことなんてねえよ」
「あんなに意地悪な事してたじゃん?それっておバカなあいつを好きだからでしょ?え、まって?嘘でしょ?自覚ないの?」
「なんだと?何だその言い方」
「べっつに、そんな目で見られても怖くなんてないよ。それにね、ユウには想いをよせる幼馴染のハルって男が居るんだ。そいつと重ねて見らるだけだよ、ご愁傷様」
もう一度生意気な口を叩く弟を殴ってやろうと思った時だった。
穂香さんが紫音を庇うように間に入ったのは。
「・・・ご、ごめんなさい…。詩安さんの言う通り・・・なんです。私たちが、二人とも変な情みたいなものが湧いてしまって、取り合うことが出来ずに、彼に選んでもらおうと委ねてしまったんです・・・。でも、祐くんが、どちらも好きになってくれなかったって・・事実を、私と紫音くんは受け止められずに、今でもくすぶっているんです・・・。お願いです・・・もう、帰って頂けませんか?」
誰に非があるだなんて、そんなことはわからない。
今もこの二人に苦しめられただろう島くんを想えば胸が苦しくなるけど‥。
だけど、彼女の一言で、この二人も苦しんでいたって分かった。
「―――――わかった。――――悪いね、紫音をよろしく頼みます」
「はい・・・」
部屋を出ていく時に、殴られて座り込んだままの紫音を見るけど、あいつは俺と目を合わさまいと違う方向を見続けていた。
〖兄ちゃん!〗
いつも俺に笑顔を向けてくれていた幼いころの紫音が頭をよぎる。
俺たちはいつも一緒で仲が良かった。
両親が仕事に専念する分、散々寂しい思いもさせられたけど、こいつと一緒に愚痴れるだけでも良かったと、今にしてみれば思うところもある。
そんな時期を一緒に過ごしてきた紫音。
そんな弟との初めての喧嘩だった。
「なんだよ?」
「バカみたいな道をえらぶ天才だよね?そのうちハルとかいう男に持ってかれるのがオチだから。湊斗君みたいにね」
「―――おれは、べつにあいつの事なんて、そんな目で見たことなんてねえよ」
「あんなに意地悪な事してたじゃん?それっておバカなあいつを好きだからでしょ?え、まって?嘘でしょ?自覚ないの?」
「なんだと?何だその言い方」
「べっつに、そんな目で見られても怖くなんてないよ。それにね、ユウには想いをよせる幼馴染のハルって男が居るんだ。そいつと重ねて見らるだけだよ、ご愁傷様」
もう一度生意気な口を叩く弟を殴ってやろうと思った時だった。
穂香さんが紫音を庇うように間に入ったのは。
「・・・ご、ごめんなさい…。詩安さんの言う通り・・・なんです。私たちが、二人とも変な情みたいなものが湧いてしまって、取り合うことが出来ずに、彼に選んでもらおうと委ねてしまったんです・・・。でも、祐くんが、どちらも好きになってくれなかったって・・事実を、私と紫音くんは受け止められずに、今でもくすぶっているんです・・・。お願いです・・・もう、帰って頂けませんか?」
誰に非があるだなんて、そんなことはわからない。
今もこの二人に苦しめられただろう島くんを想えば胸が苦しくなるけど‥。
だけど、彼女の一言で、この二人も苦しんでいたって分かった。
「―――――わかった。――――悪いね、紫音をよろしく頼みます」
「はい・・・」
部屋を出ていく時に、殴られて座り込んだままの紫音を見るけど、あいつは俺と目を合わさまいと違う方向を見続けていた。
〖兄ちゃん!〗
いつも俺に笑顔を向けてくれていた幼いころの紫音が頭をよぎる。
俺たちはいつも一緒で仲が良かった。
両親が仕事に専念する分、散々寂しい思いもさせられたけど、こいつと一緒に愚痴れるだけでも良かったと、今にしてみれば思うところもある。
そんな時期を一緒に過ごしてきた紫音。
そんな弟との初めての喧嘩だった。