俺様石油王に懐かれて秘密の出産したら執着されてまるごと溺愛されちゃいました
「子供なんて全然可愛くないわ。 ちっとも言う事聞かないし、うるさくて嫌んなっちゃう」
「ふざけないでっ!! あなた、こんな小さな子に何食べさせてるの?! 下手したら、死んでたのかもしれないのよ!! 」
私は、アイシャに近づくと、思いっきりその頬を叩いた。
「パンッ!! 」
「キャァッ……! …… 酷い! いきなり暴力振るうなんて、なんて乱暴なの?! 」
怖いわ〜っと、アミールの腕にしがみつく。
頭に血が上り過ぎて、叩いた手がブルブルと震え出す。
怒りが収まらずに、思わずアイシャを睨みつけた。
「ママーッ、ヤァーーーッ!! 」
アルが、私の顔を見て、メソメソし始めた。
「ごめん、ごめん、怖かったね。 良かった、本当に助かって良かった…… 二人ともお顔をよく見せて」
アルとルルを抱き寄せ、ペタペタと身体を触る。
「キャハッ」
「フフフッ」
こわばってた二人の表情も、やっと緩んだ。
「痛い所はない? 」
怪我がないか服を剥ぐって、隈なく確かめる。
「「あいっ! 」」
元気よく返事をする二人に、深くハァーーーッっと安心し、息を吐き出すと、二人の顔に頬擦りする。
子供特有の匂いがして、一気に安心感が込み上げ、涙が溢れてくる。
「心配したんだから…… 」