黒子ちゃんは今日も八重樫君に溺愛されて困ってます〜御曹司バージョン〜
「あぁ、最近眠れなくて」
「夜な夜なエロ本でも読んでるんですか?」
よし、これで疑似カップル脱出成功!
「それは二条さんでしょ」
飛んで火に入る夏の虫。
「なっ! あれはエロ本ではなく、女性向け漫画です」
「何が違うの?」
「大人女子の物語であって、そこにちょっとドキッとする模様が描かれることがありますが、メインはあくまでお仕事や家族、友人そして、恋の物語を楽しむ事なんです」
「まぁ、いいや」
興味ないんかい!
「二条さんって彼氏いつからいないの?」
おっと、話を逸らされただけでなく、いない前提で話が進むのですか。そうですか。
「秘密です」
「全然そそられない秘密」
気怠そうにしながらも言うことだけは敏腕スナイパーの弾丸。
そういえば私は重要なミッションを与えられていたのだ。
鞄の中からメモ帳を取り出し膝の上にこっそり置いた。
「八重樫君は彼女いますか?」
「いないよ」
「どんな子がタイプ?」
「ナチュラルメイクで素直な子」
厚化粧を目の前にして堂々と言ってくれますね。まぁいいでしょう。私には関係ない事です。
「好きな女性の服装は綺麗め系? 可愛い系?」
「人とシチュエーションによる」
意外とロマンチスト!
「やっぱり料理上手な子に惹かれる?」
「別に、俺料理できるから不味いもんさえ無理矢理食わせる子じゃなきゃいい」
「好きな食べ物は?」
「あー煮物。ばぁちゃんの煮物が好き」
若くして煮物好きとは、絶滅危惧種発見です!
「好きな色は」
「赤。女性がつける赤いリップが好き」
おお、皆さん収穫ありましたよ。
これで真っ赤なリップを付ける子が増えるでしょう。
「胸は大きい方が好き?」
「二条さんくらいが好き」
「ほうほう、Dっと」
「Dなんだ。意外と大きいんだね」
はっ! 心の声が漏れていた。
「ねえ、さっきから何メモってんの?」
「いや、これは別に……」
「まぁいいけど。時間になるからそろそろ行こっか」
八重樫君は飲み終えた紙コップを重ねて持ち、空いている方の手で私の手を取って歩き出した。
私は、逮捕された犯人のように観念してシアター内に移動した。
流れてきた映画は今話題の純愛ストーリー。
「これ、見たかった!」
エスパーかと思うほど今私が一番見たい映画だったので驚いて声に出してしまった。
「でしょ。そう思った」
小さな声で言いながらにっこり微笑みかけてくる八重樫君は可愛すぎる。
これはもうデートではないですか。いや、デートという妄想で楽しませてください。
映画が始まって数分後、彼の手は私の膝へと置かれ、肩が触れ合う距離へと近づいてきた。
逃げようにも隣には少しふくよかな女性が座っているのでこれ以上身体を動かせない。
ヤバイ!
緊張する。全然ストーリーが入ってこない! と最初は気になって仕方なかったものの、次第に映画の世界へと引き込まれていった。
途中何度か八重樫君は、ちらちらとこちらの様子を伺っているようだったが私はもう映画の世界にどっぷりと浸っていたので気にならなかった。
「夜な夜なエロ本でも読んでるんですか?」
よし、これで疑似カップル脱出成功!
「それは二条さんでしょ」
飛んで火に入る夏の虫。
「なっ! あれはエロ本ではなく、女性向け漫画です」
「何が違うの?」
「大人女子の物語であって、そこにちょっとドキッとする模様が描かれることがありますが、メインはあくまでお仕事や家族、友人そして、恋の物語を楽しむ事なんです」
「まぁ、いいや」
興味ないんかい!
「二条さんって彼氏いつからいないの?」
おっと、話を逸らされただけでなく、いない前提で話が進むのですか。そうですか。
「秘密です」
「全然そそられない秘密」
気怠そうにしながらも言うことだけは敏腕スナイパーの弾丸。
そういえば私は重要なミッションを与えられていたのだ。
鞄の中からメモ帳を取り出し膝の上にこっそり置いた。
「八重樫君は彼女いますか?」
「いないよ」
「どんな子がタイプ?」
「ナチュラルメイクで素直な子」
厚化粧を目の前にして堂々と言ってくれますね。まぁいいでしょう。私には関係ない事です。
「好きな女性の服装は綺麗め系? 可愛い系?」
「人とシチュエーションによる」
意外とロマンチスト!
「やっぱり料理上手な子に惹かれる?」
「別に、俺料理できるから不味いもんさえ無理矢理食わせる子じゃなきゃいい」
「好きな食べ物は?」
「あー煮物。ばぁちゃんの煮物が好き」
若くして煮物好きとは、絶滅危惧種発見です!
「好きな色は」
「赤。女性がつける赤いリップが好き」
おお、皆さん収穫ありましたよ。
これで真っ赤なリップを付ける子が増えるでしょう。
「胸は大きい方が好き?」
「二条さんくらいが好き」
「ほうほう、Dっと」
「Dなんだ。意外と大きいんだね」
はっ! 心の声が漏れていた。
「ねえ、さっきから何メモってんの?」
「いや、これは別に……」
「まぁいいけど。時間になるからそろそろ行こっか」
八重樫君は飲み終えた紙コップを重ねて持ち、空いている方の手で私の手を取って歩き出した。
私は、逮捕された犯人のように観念してシアター内に移動した。
流れてきた映画は今話題の純愛ストーリー。
「これ、見たかった!」
エスパーかと思うほど今私が一番見たい映画だったので驚いて声に出してしまった。
「でしょ。そう思った」
小さな声で言いながらにっこり微笑みかけてくる八重樫君は可愛すぎる。
これはもうデートではないですか。いや、デートという妄想で楽しませてください。
映画が始まって数分後、彼の手は私の膝へと置かれ、肩が触れ合う距離へと近づいてきた。
逃げようにも隣には少しふくよかな女性が座っているのでこれ以上身体を動かせない。
ヤバイ!
緊張する。全然ストーリーが入ってこない! と最初は気になって仕方なかったものの、次第に映画の世界へと引き込まれていった。
途中何度か八重樫君は、ちらちらとこちらの様子を伺っているようだったが私はもう映画の世界にどっぷりと浸っていたので気にならなかった。