黒子ちゃんは今日も八重樫君に溺愛されて困ってます〜御曹司バージョン〜
八重樫君は布団の中から何かを取り出した。
よく見ると見慣れたスマホケースにキラキラ輝くストラップが握られていた。
「私のスマホ!」
取り返そうと私は一目散に八重樫君のもとに向かった。
すると八重樫君はソファーの上に飛び乗り、頭上に掲げてロック画面を解除しようと試みている。
「ダメ、返して!」
「またエロいの読んでたの?」
「だからあれはたまたまそうゆうシーンだったってだけで大半は普通なんだって」
「じゃあ、いいでしょ」
「プライバシーの侵害です!」
私は八重樫君の腕を捕まえた。ぐっと引くと八重樫君は体ごと下に倒れてきた。
あ、危ない!
「引っかかった」
八重樫君はそう言うと私を布団の上に押し倒し、抱きしめた。
やられた。
「ギブ、ギブ」
「逃げない?」
「はい、逃げません」
腕を緩めた瞬間すり抜けようとしたがバレバレだったのか、すぐに力を入れられ肺が潰されそうになったので、私は腕をばたつかせた。
「逃げないって言ったよね」
「ごめんなさい」
「お仕置き」
そう言うと八重樫君はキスをしてきた。
今度は唇を合わせるだけじゃない大人のキスだ。
「反抗するとお仕置きだからな」
ドキドキする心臓を抑えるのに必死だ。
前は唇を合わせるだけのキス。
海外経験者の八重樫君に言わせれば挨拶程度なんじゃないかとどこかで言い聞かせていたけど、今のキスって……。
これでも友達と言えるのですか?
とても濃厚なキスをされていたはずだったのだが、病み上がりであり、日頃の心労と寝不足のせいか私はキスの最中に爆睡していたようだ。そして服の乱れも一切ないまま朝を迎えた。
目覚めた時には八重樫君はベッドにはおらず、シャワーを浴びている最中だった。
リビングに入ってきた八重樫君に「おはよう」と声をかけて「朝早いんだね」と言うと、「ランニング行ってたから」と言われた。
朝からランニングとは元気である。
そして八重樫君は朝食を欠かさないらしい。しかも手料理。定番ではあるものの焼き立てパンと目玉焼きとウインナーにサラダ、そしてコーンスープが用意された。
脱帽だ。
朝食後、私が出勤準備をしている間に八重樫君は英語で誰かと話していた。
八重樫君は朝からアクティブな人らしい。
私は、八重樫君が海外の人と話している間に家を出た。
会社では、まるでその日初めて会ったかのように八重樫君と2度目の挨拶を交わした。
それからそんな暮しが2週間ほど続いた。
さすがに同じ布団で寝ることはなく、クローゼットだった部屋を私専用の部屋にしてくれた。だか、たまに私が夜な夜なスマホで漫画を読んでいるとノックもせず部屋に入ってくる。
監視カメラでもつけているのだろうかと思うほどにいいタイミングで入ってくるので、私は年齢制限付きの漫画しか読んでいないと思われてしまった。
もちろんどこを探しても監視カメラはないし、盗聴器も仕掛けられていない。
八重樫君は毎日夜遅く海外の人と通話しているようでその終わったタイミングが私がちょうど大人なシーンのページをめくる頃というミラクルが発生しているのだ。
よく見ると見慣れたスマホケースにキラキラ輝くストラップが握られていた。
「私のスマホ!」
取り返そうと私は一目散に八重樫君のもとに向かった。
すると八重樫君はソファーの上に飛び乗り、頭上に掲げてロック画面を解除しようと試みている。
「ダメ、返して!」
「またエロいの読んでたの?」
「だからあれはたまたまそうゆうシーンだったってだけで大半は普通なんだって」
「じゃあ、いいでしょ」
「プライバシーの侵害です!」
私は八重樫君の腕を捕まえた。ぐっと引くと八重樫君は体ごと下に倒れてきた。
あ、危ない!
「引っかかった」
八重樫君はそう言うと私を布団の上に押し倒し、抱きしめた。
やられた。
「ギブ、ギブ」
「逃げない?」
「はい、逃げません」
腕を緩めた瞬間すり抜けようとしたがバレバレだったのか、すぐに力を入れられ肺が潰されそうになったので、私は腕をばたつかせた。
「逃げないって言ったよね」
「ごめんなさい」
「お仕置き」
そう言うと八重樫君はキスをしてきた。
今度は唇を合わせるだけじゃない大人のキスだ。
「反抗するとお仕置きだからな」
ドキドキする心臓を抑えるのに必死だ。
前は唇を合わせるだけのキス。
海外経験者の八重樫君に言わせれば挨拶程度なんじゃないかとどこかで言い聞かせていたけど、今のキスって……。
これでも友達と言えるのですか?
とても濃厚なキスをされていたはずだったのだが、病み上がりであり、日頃の心労と寝不足のせいか私はキスの最中に爆睡していたようだ。そして服の乱れも一切ないまま朝を迎えた。
目覚めた時には八重樫君はベッドにはおらず、シャワーを浴びている最中だった。
リビングに入ってきた八重樫君に「おはよう」と声をかけて「朝早いんだね」と言うと、「ランニング行ってたから」と言われた。
朝からランニングとは元気である。
そして八重樫君は朝食を欠かさないらしい。しかも手料理。定番ではあるものの焼き立てパンと目玉焼きとウインナーにサラダ、そしてコーンスープが用意された。
脱帽だ。
朝食後、私が出勤準備をしている間に八重樫君は英語で誰かと話していた。
八重樫君は朝からアクティブな人らしい。
私は、八重樫君が海外の人と話している間に家を出た。
会社では、まるでその日初めて会ったかのように八重樫君と2度目の挨拶を交わした。
それからそんな暮しが2週間ほど続いた。
さすがに同じ布団で寝ることはなく、クローゼットだった部屋を私専用の部屋にしてくれた。だか、たまに私が夜な夜なスマホで漫画を読んでいるとノックもせず部屋に入ってくる。
監視カメラでもつけているのだろうかと思うほどにいいタイミングで入ってくるので、私は年齢制限付きの漫画しか読んでいないと思われてしまった。
もちろんどこを探しても監視カメラはないし、盗聴器も仕掛けられていない。
八重樫君は毎日夜遅く海外の人と通話しているようでその終わったタイミングが私がちょうど大人なシーンのページをめくる頃というミラクルが発生しているのだ。