8つの怖い話
ここにいる全員が今まで同じように背負ってきたものだった。


「本当にごめんねしおり。許してほしい」


気がつけばアズサはボロボロと涙をこぼして謝っていた。


自転車で遊びに行こうなんて言うんじゃなかった。


みんなで、電車で海に行くことだってできたのに。


モヤは相変わらず、空中でグネグネと動き回るばかりで何も言わない。


「本当に悪かったと思ってる。しおりだけ、あんなことになるなんて……」


言葉を途中でつまらせたのは美聡だ。


真紀も、浩も、和輝も、みんなモヤへ向けて謝罪をする。
< 234 / 248 >

この作品をシェア

pagetop