8つの怖い話
「しおり、どうしてなにも言ってくれないんだ?」


直人が立ち上がり、モヤに向けて手を伸ばす。


その手がモヤに触れたその瞬間だった。


バチンッと強い静電気のような音がしたかと思うと、白いモヤは一瞬にして消えていたのだ。


代わりに直人が横たわっている。


「直人!?」


セナが慌てて直人へ駆け寄るが、直人は目を開けない。


「しっかりして直人、大丈夫!?」


7人で直人を取り囲むようにして声をかける。


さっきの電気はなんだったの?


あのモヤはどうして消えたの?


頭の中でグルグルと疑問ばかりが巡っている。
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