Gentle rain
「よし!俺が美雨ちゃんを応援するよ。君が自分の店を持つまで、俺がバックアップしてあげるって。」

「ええ?」

驚いた表情を見せた後に、またクシャっとした笑顔になる。

彼女をこれからも、近くで見ていたいと思った。


相手との食事が楽しくなれば楽しくなる程、その時間はあっという間に過ぎて行く。

気づけば、夜の10時をまわっていた。

「もうこんな時間か。明日は授業あるの?」

「いいえ。明日はないです。」

「平日なのに?」

「2年生までの間で、ほとんど単位取ってしまって。授業はあまりないんです。」

ふふふっと笑った彼女の話を、もっと聞きたいと思ったけれど、なぜだろう。

ずっとここにいては、いけないような気がした。


「出ようか。」

「はい。」

もう終わりか。
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