甘いキスをわたしに堕として。

キィ_という奇妙な音と共に扉が開いた。




目の前で繰り広げられている光景。



「み…んな」


必死で戦っている姿があった。



おそらく龍牙と戦っているんだろう。



容赦なく振り下ろす拳。
血が飛び交う。
卑劣な叫び声。



全てが私にはハジメテだった。



私と祖父は1番高い場所から見物しているだけ。



気づけば朱里たち以外は地面に倒れ込んでいた。




そこでやっと私たちの存在に気づいた。
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