甘いキスをわたしに堕として。
私の姿をみて瞳孔が大きくなる。


あ…そっか、いまの私ってすごくボロボロなんだった。



露わになる傷。
濃い青紫色の痣。


こんな姿、朱里にだけは見られたくなかったな…。



「藍!!!」

「あーちゃん!」



みんなが私の方へ駆け寄ってこようとするけど、それを祖父が止めた。




カチャ_と私の頭に拳銃を当てて。



ドクンっ

冷や汗が頬を流れる。


呼吸さえも乱れてしまいそうだった。



「それ以上こっちに来るな。さもないと…引き金を引く」
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